警備業務検定に合格したあとに申請する「合格証明書」は、全国共通の制度と思われがちですが、実際の運用には都道府県ごとの違いがあります。
制度の根拠は同じ警備業法でも、窓口や手続き方法、必要書類の細かな扱いには差があるのが実情です。
これを知らずに申請すると、「地域によってやり方が違うとは思わなかった」と戸惑うことも少なくありません。
ここでは、合格証明書の申請に関して、都道府県ごとに違いが出やすいポイントを整理します。
申請窓口の違い
合格証明書の申請先は、基本的には都道府県公安委員会ですが、実際に申請を受け付ける場所は地域によって異なります。
警察本部のみで受け付ける地域
一部の都道府県では、警察本部の警備業担当部署のみが窓口となっています。
この場合、平日の限られた時間に本部まで出向く必要があり、仕事の合間に行くのが難しいケースもあります。
警察署でも申請できる地域
別の地域では、最寄りの警察署で申請を受け付けている場合もあります。
警察署で受け付けても、最終的な処理は警察本部で行われるため、交付までの期間は同程度ですが、申請の手間は軽減されます。
申請方法の違い
申請方法にも地域差があります。
窓口申請が原則の地域
本人が直接窓口に出向き、申請書を提出する方法のみを認めている都道府県があります。
この場合、本人確認がその場で行われるため、手続きは比較的スムーズですが、時間の確保が必要です。
郵送申請に対応している地域
一方で、郵送による申請を受け付けている地域もあります。
遠方に住んでいる人や、平日に動きにくい人にとっては便利ですが、書類不備があるとやり取りに時間がかかる点には注意が必要です。
必要書類の細かな違い
提出書類の基本構成は全国共通ですが、細かい点で違いが見られます。
写真の有無
ある地域では顔写真の提出が必要ですが、別の地域では不要な場合もあります。
証明書の形式や管理方法の違いによるものです。
本人確認書類の扱い
本人確認書類についても、
・原本提示のみで良い
・写しの提出が必要
など、扱いが分かれることがあります。
手数料と支払い方法の違い
合格証明書の交付手数料は、都道府県ごとに条例で定められています。
金額の違い
数百円程度で済む地域もあれば、数千円かかる地域もあります。
金額に大きな差はありませんが、事前に確認しておかないと、当日不足することがあります。
支払い方法の違い
多くの地域では収入証紙を使用しますが、
・警察本部内で購入できる
・事前に別の窓口で購入が必要
など、購入方法も異なります。
交付までの期間の差
交付までの期間は、全国的に2〜4週間程度が目安ですが、
申請件数が多い都市部では、やや時間がかかる傾向があります。
特に年度末や繁忙期は、通常より長くなることもあるため、
現場配置や資格手当に影響が出ないよう、余裕を持った申請が重要です。
他県で取得した検定の扱い
警備業務検定は全国共通の資格であり、どの都道府県で取得しても効力は変わりません。
ただし、合格証明書の申請は「検定を受けた都道府県」で行うのが原則です。
引っ越しや転職で居住地が変わった場合でも、
申請先は元の都道府県になることがあるため注意が必要です。
警備会社が注意すべきポイント
警備会社側も、都道府県ごとの違いを理解しておく必要があります。
配置計画への影響
合格証明書の交付が遅れると、
検定合格者の配置が必要な現場に影響が出ることがあります。
社内ルールの統一
複数の都道府県で事業を行っている会社ほど、
地域差を前提にした社内ルール作りが重要になります。
まとめ:事前確認が最大のトラブル防止
警備業務検定の合格証明書は、制度自体は全国共通ですが、
実際の申請手続きは都道府県ごとに違いがあります。
「どこで」「どうやって」「何が必要か」を事前に確認しておくだけで、
無駄な手戻りや時間のロスを防ぐことができます。
検定に合格したら、早めに管轄の警察窓口の案内を確認し、
自分の地域に合った方法で、確実に合格証明書を取得しましょう。
コラム:警備業務検定の合格証明書とは
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