交通誘導のミスで損害賠償は発生する?責任範囲と保険の仕組みをわかりやすく解説

工事現場や駐車場などで、車や歩行者の安全を守る交通誘導警備員。

しかし、もし誘導ミスで事故が起きてしまった場合、損害賠償はどうなるのか?警備員本人の責任なのか?警備会社が支払うのか?
この記事では、普段はなかなか語られない「責任の範囲」と「保険の仕組み」についてわかりやすく解説します。


交通誘導のミスで事故が起きたら、誰が責任を負う?

交通誘導警備員の仕事は、車両や歩行者に対して進行・停止の指示を出し、事故を未然に防ぐことです。
そのため、誘導内容は法的に強い影響力を持つとされています。

では、誘導が原因で事故が起きた場合、責任はどこになるのか?

一般的な考え方は次のとおりです。

  • 警備員が雇用されているため、損害賠償の責任は原則として警備会社が負う
  • 事故発生時、現場責任の判断は「過失割合」で決められる
  • 車の運転手の注意義務も考慮されるため、100%警備の責任になるとは限らない

つまり、「ミス=全額警備会社」というわけではなく、
事故状況・誘導内容・ドライバーの注意義務の3つで責任が決まるという仕組みです。


警備員本人に損害賠償責任が発生するケースはある?

ほとんどの事故は、損害賠償請求は会社と保険会社の対応になります。
しかし、例外的に“警備員個人の責任”を問われることもあります。

代表的な例としては以下が挙げられます。

  • 故意の事故誘発
  • 業務中にふざける、注意義務を著しく怠るなどの極端な過失
  • 誘導と反対の危険行為を行う

つまり、通常の業務の範囲内でのミスではほぼ個人責任にはなりません。
ですが、安全意識を欠いた行動は自分自身を守るためにも避けるべきだといえます。


警備会社はどんな保険に加入している? 事故対応の仕組み

交通誘導業務を行う警備会社の多くは、次の保険に加入しています。

保険の種類対象
警備業者賠償責任保険誘導ミスや警備ミスで損害が生じた場合の賠償に対応
受託者賠償責任保険顧客から預かった物の損害に対応
労災保険警備員本人がケガをした場合に対応

特に交通誘導では、警備業者賠償責任保険が最も重要な保険です。
事故が起きた場合は、一般的に次のステップで対応します。

  1. 事故状況の確認(警備員・会社・関係者)
  2. 現場の再発防止対応
  3. 保険会社への報告・保険適用判断
  4. 損害賠償の調整

警備員本人が直接やり取りすることはほとんどなく、
会社と保険会社の対応が中心となります。


損害賠償を避けるために、警備員ができる3つの対策

事故の発生リスクをゼロにすることはできません。
しかし、次の意識を持つだけでも安全性は大きく変わります。

● 指示は「はっきり・大きく・わかりやすく」

曖昧な誘導は事故の原因。
「止まってほしいのか進んでほしいのかわかりづらい動き」が最も危険です。

● 周囲(車・歩行者・重機)の動きに常に集中する

一瞬の油断が事故を生みます。
「さっきは車が来なかったから大丈夫」という思い込みが最も危険。

● 現場の環境変化を共有する

暗さ・天候・工事内容・交通量などが変われば誘導方法も変えるべき。
チームで情報共有する姿勢が安全を守ります。


まとめ:事故リスクゼロはありえないが、守られているからこそ安心して仕事ができる

交通誘導のミスで事故が起きた場合、
原則として損害賠償の責任は警備会社と保険で対応します。
警備員本人が損害賠償を背負うケースは非常にまれです。

だからこそ、警備員は

  • 安全を守る意識
  • 現場への集中
  • 迷ったら止める勇気

この3つを忘れずに業務にあたることが大切です。

交通誘導警備は「ただ手を振るだけの仕事」ではありません。
現場の安全を支えるプロフェッショナルな仕事だからこそ、
責任と誇りを持って続けられる仕事だといえます。


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