工事現場・駐車場・イベント会場など、車両が多く出入りする場所では、事故を防ぐために「車両誘導」が欠かせません。
ドライバーと歩行者のどちらも安全に動けるように交通の流れを調整するのが、車両誘導スタッフの役割です。
しかし実際の現場では、ただ腕を振って案内すれば良いというわけではなく、統一された動作・メリハリのある姿勢・状況判断が必要になります。
この記事では、初めての人でもイメージしやすいように、車両誘導の「基本の動作」「ケース別の誘導方法」「安全に行うためのポイント」をやさしく解説します。
基本の誘導動作
① 姿勢と立ち位置
車両誘導の基本は「見える位置」に立つことです。
・車両の進行方向の正面ではなく、少し斜め前の位置
・運転席から顔・上半身がはっきり見える位置
・後方に退避できるスペースを確保
立ち位置が悪いと、ドライバーが手信号に気づかず事故につながることがあります。危険が迫ったらいつでも退避できる距離感を保ちましょう。
② 止める動作(ストップ)
車両を止めたいときは、片手または両手を肩の高さまで上げ、手のひらを運転手に向けて固定します。
パタパタと振らず、しっかりと止まった姿勢を維持するのがポイント。ドライバーに「止まれ」の意思がはっきり伝わります。
③ 進ませる動作(ゴー)
誘導棒(または片手)で進行方向に向かって滑らかに振る動きが基本です。
・大きな動きで
・一定の速度で
・迷いのない方向指示
小さな動きや曖昧な角度は事故のもと。ゆっくり、はっきりを意識すると伝わりやすくなります。
④ 曲がらせる動作
曲がる方向の手を横に伸ばし、方向を指し示すように大きく動かすことで、曲がる指示になります。
反対側の手はストップ姿勢に近い形を保ち、方向を間違えないようメリハリをつけます。
ケース別の誘導方法
● 狭い道や工事車両の出入りが多い場所
・車両1台ずつ通す「片側交互通行」が多い
・誘導員同士の合図の統一が重要(目視・合図・無線など)
・ドライバーの不安を減らすため、動作はゆっくり・大きく
焦らず「安全優先」のテンポにすることで事故リスクが下がります。
● 駐車場での誘導
・駐車スペースの最終停止位置を明確に示す
・バック誘導時は車両の真後ろには立たない
・タイヤの進路を見ると、安全に誘導しやすい
小さな段差・縁石・柱などに注意し、車体の四隅にも目を配ります。
● 夜間や雨天の誘導
・誘導棒(赤色灯)をしっかり見せる
・体の向きで「止まれ・進め」を表現する意識を高める
・照明の死角に立たず、ドライバーの視界に入る位置をキープ
暗い環境では誘導棒だけに頼らず、体全体の印象で伝えるのが大事です。
● 歩行者が多い現場
車よりも歩行者の安全を最優先にします。
・歩行者の横断を止めない
・車両の停止をしっかり確認してから歩行者を案内
・渋滞が起きても焦らない
歩行者が安心して歩ける環境づくりが、結果的に車両の通行もスムーズにします。
安全に誘導するためのポイント
・大きな動作で、はっきり伝える
・ドライバーが見える位置で誘導する
・危険を感じたらすぐ退避する
・合図はできるだけシンプルに
・迷ったら「止める」が基本
事故が起きたときに困るのは運転手でも誘導員でもなく「第三者」。
だからこそ、じっくり・落ち着いて・安全優先の姿勢が求められます。
まとめ
車両誘導は、ただ手を振るだけの単純な作業ではありません。
ドライバー・歩行者・現場の仲間の安全を守りながら、現場の流れを調整する責任ある仕事です。
「見えやすい位置に立つ」「大きくはっきりした動作をする」「危険を感じたら止める・退避する」
この3つを軸にすれば、どんな現場でも落ち着いて誘導できます。
もしまだ慣れなくて不安がある人も、動作の一つひとつを丁寧に意識していけば、必ず身についていきます。
自信を持って、安全第一で誘導を行いましょう。
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